2019年 10月 18日 (金)

外務省、水素水に「お墨付き与える意図ない」→では何故G20に? 意外な「採用理由」は...

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   2019年6月28、29日開催の主要20カ国・地域(G20)首脳会議で振る舞われた「水素水」が、インターネット上で注目を集めている。

   研究機関が「有効性について信頼できる十分なデータが見当たらない」と発表するなど、しばしば議論を呼ぶ水素水。どういった経緯で配布されたのか。商品を提供した伊藤園と、事務局に聞いた。

  • 伊藤園の水素水(伊藤園公式サイトより)
    伊藤園の水素水(伊藤園公式サイトより)
  • 実際に提供された水素水(伊藤園通販サイトより)
    実際に提供された水素水(伊藤園通販サイトより)

伊勢志摩サミットでも採用

   G20の会場となった「インテックス大阪」の国際メディアセンターでは、各国の記者向けに飲食物が振る舞われた。

   その中に、飲料メーカー大手・伊藤園の「水素水」があった。310ミリリットルの缶入りで、同社の通販サイトでは1缶あたり約185円で販売されている。

   水素水をめぐっては、女優の藤原紀香さんが紹介するなどしてブームとなったが、国立健康・栄養研究所は16年6月、「俗に、『活性酸素を除去する』『がんを予防する』『ダイエット効果がある』などと言われているが、ヒトでの有効性について信頼できる十分なデータが見当たらない」との見解を示した。

   そうした背景もあり、G20での水素水の「採用」に違和感を覚える人は少なくなく、ツイッターでは「政府がお墨付きを与えるとは」「伊藤園の在庫処分ですかね?」といった声がある。

   なお、16年のG7伊勢志摩サミットでも、伊藤園の缶入り水素水が配られた。

提供商品の条件は「一般的」、そして...

   「プラスチックゴミ削減の一環でペットボトル製品を提供しないと決め、水素水は缶飲料なので提供を受けました」。外務省のG20サミット事務局は1日、J-CASTニュースの取材にこう話す。

   国際メディアセンターは入札で選ばれた民間業者が運営していたため、飲料の選定に外務省は関わっていない。そのため「水素水にお墨付きを与えるとか宣伝するといった意図は特にございません」とした。

   伊藤園広報部によれば、「一般的に飲まれるもので、かつペットボトル以外の容器に入った飲料との指定を受けた」ため、コーヒー、緑茶に加え、水の代用として水素水の無償提供を決めた。

   同社の水素水は、水素が「高濃度」かつ「抜けにくい」独自の製造方法を用い、商品サイトには「美や健康が気になる方に。輝きめざして水素水プラス!」と、美容・健康維持に役立つともとれる表記がある。

   だが広報部は、効果・効能を標ぼうする商品ではなく、「通常の水と機能は変わらず、純粋な水です」と説明した。

(J-CASTニュース編集部 谷本陵)

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