2019年 8月 19日 (月)

当事者が語る「遺族取材」のリアル 娘を失った父は、どんな思いでカメラの前に立ったか

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「遺族の心情、あるいは協力者に対する心情を大切にすること」

   小林さんは「いま世の中で『メディアをいやがる』などと言われているかと思うけど、私の場合はむしろありがたかったですよ」としつつ、取材を受ける際の心境を改めて語った。

「時間によって気持ちは変わってくると思う。最初は(取材が)本当にいやだった。でも、(捜査が)膠着状態になってくる。事件の風化は一番怖いわけです。情報も先細り。その(風化を防ぐ)ためにはひたすら、自分から発信すること」

   「すべての被害者遺族を代表して言っているわけじゃないが、私の場合は時間によって気持ちが変化してきた」としたうえで、行き過ぎる取材にはくぎを刺す。「遺族によっては即オッケーという人や、永遠にいやだという人もいるかもしれない。そこでいやがる遺族に対して無理強いをすることはいかがなものか」としたうえで、順子さんの事件取材で、昨年ごろ生じたトラブルにも触れた。

「うちの事件の場合、(発生)当日は夕方で、もともと人通りが少ない通りなんですよ。おまけに雨が降っていて目撃情報が非常に少ない。そんな中、貴重な目撃情報を持っている人がいて警察の人も頼りにしていたが、あるテレビ局がかぎつけて引っ張り出して、無理な取材をお願いしたらしいんです。その方は頭にきちゃって、一切協力しないと言いだしちゃって警察も困っている。マスコミのほんのちょっとした動作が捜査にも影響しかねない。あくまでも遺族の心情、あるいは協力者に対する心情を大切にすることです」

(J-CASTニュース編集部 田中美知生)

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