2024年 4月 19日 (金)

「理解できない遅延戦術」IOC批判、金メダリストからも相次ぐ 練習・選考支障で「不平等」指摘

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ニューヨーク・タイムズは「オリンピックを中止せよ」

   ギリシャでは、リオデジャネイロ五輪女子棒高跳び金メダリストのエカテリニ・ステファニディが、英国ではボート男子で4大会連続金メダルを獲得したマシュー・ピンセントがそれぞれツイッターでIOCを批判。ステファニディは3月17日に自身のツイッターを更新し、「IOCは私たちの健康、家族の健康、公衆衛生を危険にさらし続けたいのか」と投稿した。

   選手だけではなく、メディアの論調も大会の「中止」、「延期」に傾いている。米紙「ニューヨーク・タイムズ」(電子版)は2020年3月18日、「オリンピックを中止せよ」との衝撃的なタイトルでIOCと東京五輪主催者を痛烈批判。新型コロナウイルスの感染が拡大を続ける状況下にありながらIOCが、いまだ東京五輪の「延期」、「中止」に言及していないことを問題視し、「世界的な公衆衛生のために、東京五輪は中止されるべき」と主張した。

   IOCは後れを見せる五輪予選の打開策を練るために17日に国際競技連盟(IF)と協議。会議のなかで五輪の延期や中止を議論することはなかったという。IOCは「大会まで4カ月以上ある時期に、重要な決断を下す必要はない」と声明を発表するも、今後の予選スケジュール、代表選考法などは不透明なまま。このような状況下でIOC、日本政府、組織委員会はいつまで通常開催を主張するのか。五輪の国内聖火リレーは26日に福島県から始まる。

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