2024年 4月 26日 (金)

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一瞬で楽観が消えたニューヨークの今

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ニュース番組で枢機卿が視聴者に祈りを捧げる

   どのニュース専門のテレビ局でも、一日中、コロナのニュースばかりが流れている。大統領選予備選挙が行われている最中だが、それでさえ二の次という感じだ。

   FOXニュースでは、セント・パトリック大聖堂の枢機卿がゲストとして中継で招かれ、視聴者に向けて祈りを捧げた。

「我々は神の下に一つの国。我々は神の子です。助けを求めて、神に目を向けてください。そしてお互い、兄弟姉妹として手を取り合ってください。医療関係者や政治家、マスコミの皆さん、ありがとう。私たちは心配していますが、神様、あなたの存在を信じています」

   18日、家にこもってニュースばかり見ていると、気が滅入ってきたので、散歩がてらに「ユニオンスクエア」に出かけた。そこでは思いがけず、いつものようにグリーンマーケット(青空市場)が開かれていた。

   ふだんより人出はかなり少なかったが、人のいないマンハッタンばかりを見てきたので、嬉しくて思わず声をあげた。人々は手作りのパンやチーズ、野菜や花などを買い求めていた。

   ベンダー(売り手)のなかにはマスクをしている人も多く、並んだ商品の前に「DISPLAY ONLY」(陳列のみ)、「PLEASE DO NOT TOUCH」(触らないで)などと書かれたサインボードが置かれている。

   今や合言葉になっている「6フィート(1.8メートル)」の距離を人と取りながら、公園をひと回りした。

   買ったばかりの花を手にベンダーと話す女性に、「あなたの笑顔を撮ってもいい?」と声をかけると、「もちろん。この花屋さんの名前をちゃんと入れてあげてね」とポーズした。

   相手との距離を取らなければならないし、マスクをしていると笑顔を投げかけても、表情が相手に伝わりにくい。今でもマスク姿に違和感を覚える人は少なくないので、「これ、念のためにしているだけだから」と説明すれば、「Sure.(もちろん)」と笑顔が返ってくる。

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