2021年 2月 28日 (日)

「僕の世代で政治をまじめに語る人がいない」 トランプを応援した22歳大学生YouTuberの愛国心

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<米大統領選とYouTuber・後編>

   2020年の米大統領選では、デマや陰謀論が数多く飛び交い、分断や対立が加速した。

   その舞台の一つとなったのが、動画共有サイト「ユーチューブ」。世間の関心の高まりを受け、日本では "政治系ユーチューバー"が次々と誕生し、中には視聴数を稼ぐためにプロパガンダ(政治宣伝)に加担するような投稿者もいた。

   トランプ前米大統領の支持者で、ユーチューブで数万人のチャンネル登録者数を持つインフルエンサーに、「情報戦」の裏側を聞いた(前編から続く)。

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大学生ユーチューバー、祖父きっかけに政治に興味

   大学生の佐倉匠太さん(仮名、22)は、2020年からユーチューブで政治の話題を発信している。

   チャンネル登録者数は当初伸び悩んだものの、作家の百田尚樹氏がツイッターで紹介してくれたことが起爆剤となり、現在は1万人を超える。

   始めたきっかけは、新型コロナウイルスの流行だった。「大学を卒業したらすぐに世界一周しようと計画していましたが、コロナですぐに世界一周するのは難しくなり、ステイホームで時間もあり、さらに今の保守言論界を見ていて(政治の話題は)若い人が伝えることで若い人に聞いてもらえると思いました。この3つが組み合わさったためです」

   なぜ「政治」をテーマに選んだのか。これには家庭環境が強く影響している。

「祖父母が華道や茶道などの免状を持っていて、日本文化に触れる機会の多い環境でした。中でも祖父は民族主義的な考えを持つ、一般的に極右と呼ばれる偏った思想を持っていて、冗談もありましたがそうした教えを受けました」
「しかし、学校では日本が戦争中に行ったことは非常に悪いことだと教えられ、いったいどちらが正しいのか、小学校の高学年くらいから中学にかけて悶々(もんもん)としていました。そこから自分なりに勉強したり、海外を旅したり、世界の様々な人と話すうちに、祖父が言っていることは大きく間違えていない、民族的に日本人が一番だというのはおかしいですが、日本人は最低な民族ではないし、それぞれの国の人たちは自分の国を愛し誇りを持っている。日本人もそうするべきだしそうすればいい。それで今のユーチューブの方針に行きつきました」

   自身は保守派を自認し、動画にもその思想が色濃くにじむ。視聴者の主な年齢層は40~70代で、「僕くらいの世代でこんなにまじめに政治を語る人がいないから、祖父母が孫を見るみたいな感じで応援してくださっている方が多いのかな」と分析している。

   ただし、佐倉さんが動画を真に届けたいユーザーは、政治に興味のない同世代の若者という。

「おそらくそちら(保守的な考えを持つ年配者)をターゲットにしたほうが再生回数は稼げると思います。ですが僕の目的はユーチューバーで成り上がりたいわけではなく、若い人たちに(日本の魅力や自分たちの置かれた状況を)伝えたいのが一番の目的です」
「今の保守言論界は自己満足で終わっています。内輪で盛り上がって、外部に伝えられていない。本気で日本の危機を伝えたければ、もっと違うやり方があるのではと中学時代から思っていて、今のやり方ではいけないとの思いから研究もしてきました。ユーチューブでどれだけ若者に伝えることができるかが勝負だと思っています」
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