2021年 12月 7日 (火)

「消滅危機」から躍進の国民民主 独自路線の先に何を見る?玉木雄一郎代表に聞く【インタビュー】

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共産党と組んだことで「立憲民主党の主張の現実性」が揺らいでいる?

   ―― そういう中で合意をした立憲は議席を減らし、福山哲郎幹事長は「夢にも思わなかった」と言っていました。

玉木: 今日(11月18日)も連合(日本労働組合総連合会)のあいさつで言っていました。本当に夢にも思わなかったんだと思いますよ。

   ―― やっぱり(共産党との距離の近さを揶揄して自民党が連呼した)「立憲共産党」問題が響いたのでしょうか。

玉木: 分析を冷静にしたらいいと思います。東京や神奈川のような都会では多少一本化の効果が出ていると思いますが、逆に地方だと明らかに(17年総選挙の共産党の得票数を)足した数より減らしている選挙区がありますよね、例えば石川の近藤さん(石川3区・近藤和也氏)や岐阜の今井さん(岐阜4区・今井雅人氏)のところとか...。1+1が必ずしも2になっていないところも多数あるので、その辺はやはり...。私は選挙区調整は否定しませんが、何のためにやるのかというところが見えなくて、単に有権者から「選挙で勝ちたいために足し算してる」と見られたところは、有権者に対するメッセージとしては弱かったのかなぁ、という気がしますね。

   ―― 今朝(11月18日)の記者会見では、立憲との連携の可能性について「(共産党と)これまでのべったりとした関係なら、連携はできない」と話していました。まさに代表選が行われているところですが、もし連携の可能性があるとすれば、共産党との距離感がキーになりますか。

玉木: 根っこは政策なんですよね、やっぱり。我々は、やはり政権の一翼を担いたいとずっと思ってますから...。そうなると外交・安全保障、あるいはエネルギー政策では現実的なものを言わないと、09年(に発足した民主党政権)と同じような失敗をしてしまう。そこにこだわるがゆえに、そうではない政策等を掲げている政党と一緒にやってることによって、立憲民主党の主張の現実性とか、偏り(の有無)とか、正直さといったことが揺らいできている気がするんですよね。だから共産党という政党が悪いということではなく、必ずしも現実的ではないことを党是としているところと組んでいることによって、立憲民主党も現実性のない政党と見られていると...。そこと組むことはできない。我々はあくまで政権を目指す、政権の一翼を担う政党としてやっていきたいと思ってますからね。ですから、共産党さんとは少なくとも政策的なものでは、ちゃんと一定の距離を置いて、現実路線でやっていくんだということが、形式的にも実質的にも確保されるのであれば、協力・連携ということは当然ありますが、逆にそうでなければ、非現実的なことを言う勢力とは(連携)できない、というのがこれはずっと前から一貫して申し上げているところです。

   ―― これまで国民民主党は、立憲、共産、社民各党と「野党国会対策委員長会談」という形で国会運営で連携してきましたが、11月に入って、この「野党国対」の枠組みから離脱することを表明しました。衆院選で議席が増えたので自力でやっていけそう、という判断ですか。

玉木: そうではありません。増えたと言っても11議席しかないですからね。他党との連携は必要ですが、あくまで政策本位でやっていく、ということです。政策を見たときに、「天皇をなくせ」だとか「自衛隊は違憲だ」とか「日米安保破棄だ」と言っているところとは組めないし、あるいはそういうことを言ってるところと組んでいるところとも組めないという...。やはり政策にはこだわりたいし、ましてや今回はそういう政策を掲げて選挙を戦ったし、共産党とも戦って得た議席ですから、そこはなかなか譲れないというか、筋を通したいということですね。
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