2021年 12月 7日 (火)

「消滅危機」から躍進の国民民主 独自路線の先に何を見る?玉木雄一郎代表に聞く【インタビュー】

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「国民とは近距離、各党とは等距離」

   ―― この1年間、一律の10万円給付など、国民民主党が言い出した政策を政府・与党が採用するケースが目立ちました。党勢拡大には、良い政策を訴えて納得してもらって仲間を増やすことが重要だと思いますが、各党に対して等距離外交的に政策を提案していく、ということになるのでしょうか。

玉木: やっていこうと思っています。我々は数の少ない政党ですから、協力できるところは協力していかないと、実現できませんから。野党、与党を含めて、実現できるところにはぶつけていきたいと思います。

   ―― 衆院選が終わって、日本維新の会と立ち位置が近い、という指摘が増えてきましたね。

玉木: (どこの党とも)同じです。等距離で、政策本位で協力を求めていけるところには求めていきたいし、維新さんも当然その一つの対象ですね。

   ―― 個別具体的な政策については、連携の可能性はあるということですね。

玉木: 向こうからは「身を切る改革」で協力してくれ、と言われていますが、こちらはガソリン価格の高騰に対して、トリガー条項の凍結解除が喫緊の課題だと思っています。維新の皆さんにご協力いただけるのであれば...。法改正が必要ですから、次の臨時国会は速やかに提出したいと思います。

   ―― 合流という話は、今は全然ないわけですよね。

玉木: 「どこまで政策が一緒できるか」ということもないのに、その先のこと(合流)がいきなり、はないです。皆さん面白おかしく言うから、「ありがたいな」と思いながら見てますけど...。

   ―― 衆院選の投開票日は立憲の開票センターを取材していたのですが、各社の中継で枝野幸男代表(当時)が維新と連携する可能性について問われて、維新は「自民党の補完勢力」だとして完全否定していました。維新は「ゆ党」と呼ばれることも多いです。維新との距離感によっては、国民民主党にも「補完勢力」「ゆ党」といった指摘が飛んで来そうです。

玉木: 私達は国民の補完勢力ですから。何かどこかの政党を補完するというよりも、国民にとって役立つことは、与党とも他の政党とも連携して実現に全力を傾けるということだけです。国民にとって良いことはする、国民にとって悪いことはやめる。

   ―― それが「等距離」ということですね。

玉木: そうです。国民とは近距離、各党とは等距離。

   ―― そういえば、さっき維新の足立康史衆院議員のツイートを見ていたら、「玉木雄一郎代表の事務所に立ち寄ったら、スタッフさんがケーキを出して下さいました。御馳走様でしたー!」って...。

玉木: 玉木事務所、どんだけいい事務所なんだって...。(笑)

   ―― 足立さんとは時々ツイッターでやり合っていますが、今回は小選挙区で当選したこともあって、一緒に仕事をする機会が増えるかもしれませんね。

玉木: そうそう。「偉そうなこと言う前に、ちゃんと(小選挙区で)通れよ」って言ってたら「玉木さんに嫌みを言われることを避けるためだけに頑張ってきた」とか言ってました。(笑)

   ―― 他党との関係で言えば、22年夏の参院選で2人以上が改選される「複数区」全てに公認候補を擁立する方針を発表し、波紋を広げています。記者会見でも言っていたように、「衆院選でもっと候補者を立てておけば、さらに取れた」という反省があるわけですよね。

玉木: (候補者を)立てたところには票が出ているので、比例票を稼ぐ意味でも、立てられるところは基本的に立てていきたいです。(他党と)調整することは否定しませんが、調整を前提にやっていると、擁立が進まないんですよね。その反省です。まずは有為な人材がいたら希望するところで立ってもらう、ということで公募していかないと...。「ここは公募するけど、ここは駄目ですよ」では公募できないですからね。

   ―― 11月15日の「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(ニッポン放送)では、参院京都選挙区(改選数2)に関するやり取りがありました。主に自民、立憲、共産の3者で争う構図で、22年夏に改選を迎える立憲の福山幹事長は11月9日の定例会見で、

「京都は共産党さんが強いので必ず立ててくるし、自民党も立ててくるし、状況によっては維新さんが立ててくることもあると思っており、私は大変厳しい選挙になると考えている」
と話していました。対応は、府連の前原誠司会長に一任ですか。

玉木: 京都はいろいろ微妙ですが、基本的には京都府連、現場の意見を最大限に尊重して決めていきたいと思います。ただ一般論で言うと、できるだけ多くの選挙区で立てていきたいと考えています。
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