2024年 4月 25日 (木)

ヤクルト高津監督の「絶対大丈夫」、捕手は言えない? 谷繁元信&石井琢朗が日シリ采配分析

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オリックス敗北の伏線は?

   オリックス敗北の伏線として谷繁氏は第5戦4回表のオリックスの攻撃を挙げた。福田周平が出塁し無死一塁の場面、宗佑磨の打席でエンドランを仕掛けたが、宗が初球を空振りし福田が二塁で刺された。このプレイで「2アウトから吉田(正尚)と杉本(裕太郎)で1点入ったんですけど、あの失敗からちょっと中嶋(聡監督)さんの動きが悪くなったというか、カンが悪くなったという風に感じた」と谷繁氏は話す。第6戦でも12回表に2死走者なしから、富山凌雅から吉田凌に投手を替え、結果捕逸も絡んで川端慎吾に決勝打を打たれたオリックスを「富山の状態がよかったからそのままでもよかったんじゃないか」とコメントした。

   石井氏は高津監督がチームを鼓舞したワード「絶対大丈夫」について、「来シーズンこれを上回る言葉って何があるかなとずっと考えたんですけど何もなかったですね」と話し、谷繁氏は「僕は性格的に絶対ってないと思ってるんで、『絶対大丈夫』って言われてもそんなわけないだろって」「不安要素を消していく作業が必要な時に高津さんは『絶対大丈夫』って言葉でやられたと思うんで、それは人それぞれでいいと思います」と印象を話した。

   捕手出身の谷繁氏から「絶対大丈夫」の印象を聞いた石井氏も、

「『絶対大丈夫』はピッチャーだから言える言葉かなと思いました。キャッチャーで絶対大丈夫なんてないもんね」

   とコメント、谷繁氏も

「『ここ絶対大丈夫』ってストレート投げて打たれたら『お前バカか!』ってなる(笑)」

   と答えていた。

   また日本シリーズMVPに選ばれたヤクルト捕手の中村悠平についても谷繁氏は

「動きに余裕が出てきて、すべてが上手く見えるようになってきた。そんなに評価が高くなかったことに対して悔しい思いもあったでしょうし、何とか我々を見返したいって。これで評価せざるを得ないですからね」

   と今季の活躍を認めていた。

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