首位阪神はオールスター前に逆転される...元巨人コーチ断言 ペナントレース後半戦の行方は

   プロ野球セ・パ交流戦が2023年6月21日に全日程を終了し、DeNAが11勝7敗で初優勝を飾った。1位のDeNA以下、ソフトバンク、巨人、オリックスの3チームが勝率で並ぶ大接戦となり、パ・リーグが54勝52敗2分けでセ・リーグに勝ち越した。

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「阪神はリリーフ陣に不安定さが出てきた」

   セ・リーグのペナントレース首位の阪神は交流戦で振るわず7勝10敗1分けの10位に終わり、リーグ2位のDeNAに2.5ゲーム差まで詰められた。交流戦3位の巨人とのゲーム差は5.5ゲームで、4位広島が6ゲーム差で追いかける。

   ペナントレースは中盤に差し掛かり、7月19日、20日にオールスターゲームが開催される。交流戦で結果を残せなかった阪神はこのまま首位を走っていくのか。夏場に入り新たな展開が見られるのか。J-CASTニュースは、巨人、ヤクルト、楽天、西武でコーチを歴任した橋上秀樹氏(57)に展望を聞いた。

   橋上氏は「阪神が交流戦で投手陣のほころびが見えました」とし、セ・リーグ上位3チームの現状を解説した。

「阪神はリリーフ陣に不安定さが出てきたのと、先発投手が当初想定していたほど盤石ではない状態にあります。序盤戦で比較的機能していた攻撃陣もDeNAに比べると状態が落ちる。上り調子と下降気味のチームという構図が明らかになり、この2チームを追いかける巨人の状態も上がってきている。阪神はDeNAと巨人の存在をはっきりと感じるほどのゲーム差になってきている。相当プレッシャーを感じていると思います」

   橋上氏は、交流戦初優勝がペナントレースで大きな追い風になるとし、「早い段階でDeNAが阪神を逆転し、オールスター前には1位と2位が入れ替わっていると思います」との見解を示し、DeNAのキーマンにトレバー・バウアー投手(32)を挙げた。

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