家族の携帯電話番号、半数以上が覚えていない 災害時はスマホが使えず...専門家が語る「緊急時の連絡方法」

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モバイルバッテリーは常備しておきたい

   J‐CASTニュースBiz編集部は、調査をまとめたモバイル社会研究所の水野一成さん(防災・子ども・シニア調査担当)に話を聞いた。

――現在70代の私は、記憶力が鈍ってきているので、同居している妻や別居している子どもたちの電話番号を全く覚えていません。スマホには登録していますが、災害時のことを考えると暗記しておいたほうがいいということでしょうか。

水野一成さん 災害時には停電が長引くことがあり、スマホの電源が切れてしまうことがあります。自分のスマホが使えなくなった場合、臨時の電話や公衆電話、ほかの人のスマホを使うことができても、スマホの電源が切れていると、大切な人の電話番号が分からず、連絡が取れなくなってしまうことがあります。

そんな事態に備えて、大切な人たちの電話番号は覚えておくとよいでしょう。

――私のようになかなか覚えられない人やめんどうくさい人は、手帳などに家族の電話番号を控えて、常時身に着けておく方法はいかがでしょうか。また、スマホバッテリーも常時身に着けておいたほうがいいでしょうか。

水野一成さん 手帳や紙のメモ帳に控えるのも手だと思います。スマホを確認する以外の方法で知ることができる準備は重要です。ただ、その場合は個人情報の管理は気を付けたいところです。

また、電話番号以外にもスマホは災害時に有効に活用できることは多数あります。たとえば、情報の収集や懐中電灯の代わりなどです。そのためにも、災害の備えとしてモバイルバッテリーは準備しておきたいです。

ちなみに当研究所の調査では、携帯電話用モバイルバッテリーを備えている人は34%しかいません。
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