花見の食べ歩きでも、クオリティの高い飲食費に投資
――今回の調査で特に強調しておきたいことがありますか。
稲垣昌宏さん 歓送迎会・花見とも最近のトピックスとしては、単価の上昇が顕著です。今回の結果でも今年の想定額では歓送迎会は昨年よりは低いですが、過去2番目の高額、花見は過去最高額となっています。
これは物価の上昇の影響が大きいわけではありますが、特に花見では若年層が短時間の食べ歩きなどを好みながら、長時間の宴会よりも高い単価を想定しているということは、短い時間でもよりクオリティの高い飲食(体験価値が高いものには積極的に投資したい)という消費性向があると思います。
物価高で支出内容をより精査する傾向が高まっているなかで、体験価値の高い飲食が選ばれ、勝ち残るという傾向が見て取れると思っています。
(J‐CASTニュースBiz編集部 福田和郎)