プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、32)が、2025年5月5日(日本時間)に米ラスベガスで防衛戦を行い、WBA同級1位ラモン・カルデナス(米国、29)を8回TKOで破り、王座防衛に成功した。
年末にはWBA世界フェザー級王者との対戦を計画
試合は、井上は2回にカルデナスの左フックでダウンを喫する波乱の幕開けとなった。井上のダウンは、24年5月のルイス・ネリ(メキシコ、30)戦以来で、プロになって2度目だった。
絶対王者のダウンは、ボクシングファンを驚かせたが、井上はすぐに立ち直り、7回にダウンを奪い返した。続く8回に猛攻をしかけレフリーストップ。ボクシングの本場ラスベガスで存在を示した。
25年の2試合目を逆転TKO勝利で飾った井上。年内に全4試合を計画しており、次戦は9月14日に元WBA・IBF同級王者で、現WBA暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、30)との対戦を予定している。
アフマダリエフ戦で勝利すれば、年末には階級を1つあげ、WBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国、28)との対戦を計画している。
プロデビューから無傷の30連勝(27KO)をマークする「モンスター」を止める選手は、今後出てくるのか。J-CASTニュースは、多くの世界王者を育てたTMKジムの金平桂一郎会長(59)に話を聞いた。