大阪・関西万博のVI(ビジュアル・アイデンティティ)デザインシステムを作成したクリエイティブディレクターの引地耕太さんが2025年5月21日、Xで「万博は説明が難しい」として万博の価値について持論をつづった。
「テーマパークが好きな人よりも......」
引地さんは、当時所属していた「株式会社ワントゥーテン」が万博のロゴマークを中心とした大阪・関西万博のデザインシステム開発への企画提案公募に応募するにあたり、クリエイティブディレクターとして開発に携わった。
万博テーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」を体現するため、細胞をイメージした赤い円を連ねた万博の公式ロゴをもとに、デザインを手掛けたという。
引地さんが一連のデザインを手がける中で生まれた「ID」と名付けられたデザインエレメントをもとに万博会場に描かれたイラストは、公式キャラクター「ミャクミャク」にちなみ「こみゃく」の愛称で親しまれている。
引地さんは21日、Xで「万博は説明が難しい」と切り出し、持論をつづった。
「テーマパークが好きな人よりも、公園や緑が好きな人、博物館や美術館が好きな人、テクノロジーが好きな人、海外旅行が好きな人は楽しめると思う」
さらに、
「でもそれだけじゃなくてテーマパーク的なエンタメ性やワクワクする感じもあるから、子どもも楽しい」とし、「一言でいえば『世界文化祭』」
とまとめた。