「腰から下に当たるということは、狙わないと行かない」
大谷の死球の伏線とみられるのは、17日に行われたパドレス3連戦の初戦だ。
ドジャース1点リードの4回に、ドジャースのアンディ・パヘス外野手(24)が死球を受けた。
18日の第2戦では、3回表にパドレスのフェルナンド・タティス・ジュニア外野手(26)が、報復とみられる死球を受けた。そして、その裏に大谷の死球があった。
大久保氏は「今日、大谷選手に投げた1投。これは投げた人、キャッチャー、チームの話を聞かなければ一生出てこない話」と前置きし、こう続けた。
「どれが真実かは分からないが、僕は野球人として、約40年間、野球界にいる。ピッチャーがどういう投げ方をして、どこに当たってということになると、ほぼ限りなく大谷選手を的にしてぶつけにいった。これはほぼ間違いない」
さらに、こう続けた。
「昨日、大谷選手が投げた。投げた球が指に引っかかってワンバンになったこともあった。今日は、大谷選手の太もも、腰から下に当たるということは、狙わないと行かない。これは、プロとしてやってきた、40年間野球界にいる人間の意見です」
ドジャースとパドレスは、ナ・リーグ西地区に属するライバルでもある。18日時点で、ドジャースが首位に立ち、3位パドレスは5ゲーム差でドジャースを追っている。