「満塁ホームランを打たれると心が折れる」
武田氏が「そういう日」としたのは、14日のジャイアンツ戦だ。
初回1死走者なしの場面で、2番ウィリー・アダメズ内野手(29)に高めのストレートをライトスタンドに運ばれ、先制を許した。
1-1の同点で迎えた3回には、3つの四球を出し2死満塁のピンチで、ケーシー・シュミット内野手(26)に満塁本塁打を浴びた。打たれたのは、145キロのスプリットだった。チームは2-6で敗れた。
武田氏は14日のジャイアンツ戦を振り返りながら、「日本だと1、2点で抑えるところが、ホームランを打たれる。そこが日本の野球と違うところ。満塁ホームランを打たれると心が折れる。さすがに悔しがっている。次はまたいいピッチングをすると思うが、あれがなくなればもっと良くなると思う」と分析した。
そして、こう続けた。
「(ドジャースの)ウィル・スミス捕手は、高めのストレートを『(山本が)あまりよくないな』というときに使っている。それが元々(山本の)ピッチングの軸ではないから、そこに投げそこなうことが多い。だから苦しんでいる」
18日時点で、ナ・リーグの防御率ランキングで6位につける山本。20日に本拠地ドジャー・スタジアムで行われるサンディエゴ・パドレス戦での先発が予定されている。