「5G無制限プラン」が当たり前に
2010年前後ごろの通信システムが3Gから4Gに移り変わろうとしていた時期、通信会社でスマホを契約すると「通信量の制限」という壁に突き当たった。
4G回線の利用は月20GB、それを超えると通信速度が極端に遅くなる......というものである。これを回避するため、利用者は通信量制限のないモバイルWi-Fiルーターを購入するか、店舗や公共施設のフリーWi-Fiサービスを利用するかで、極力自前の通信量を使わないよう工夫していた。
その状況は4Gから5Gへの移行からしばらく経った時期まで続いていた。しかし、今では「5G無制限プラン」というものが確立し、日々の通信量を気にする必要がなくなったのだ。
これは、訪日外国人観光客にとっても同様である。
空港で購入できるSIMカードの中には、期間中の通信量は無制限という条件のものもある。これを持っていれば、5G回線よりも明らかにパフォーマンスに劣るフリーWi-Fiサービスなどは使わなくなってしまう。