なぜキム・ヘソンを試合に出さない?米メディアも起用法にブーイング...不調・コンフォート起用で「キムは不利益」

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    大リーグのロサンゼルス・ドジャース専門メディア「ドジャースウェイ」(ウェブ版)は2025年6月24日、韓国出身のキム・ヘソン内野手(26)の起用法をめぐり、デーブ・ロバーツ監督(52)に不満を示した。

  • キム・ヘソン選手(ドジャースインスタグラムより)
    キム・ヘソン選手(ドジャースインスタグラムより)
  • 大谷から祝福されるキム(ドジャースインスタグラムより)
    大谷から祝福されるキム(ドジャースインスタグラムより)
  • 山本との2ショット(ドジャースインスタグラムより)
    山本との2ショット(ドジャースインスタグラムより)
  • キム・ヘソン選手(ドジャースインスタグラムより)
  • 大谷から祝福されるキム(ドジャースインスタグラムより)
  • 山本との2ショット(ドジャースインスタグラムより)

コンフォートは単年24億4500万円、キムは3年20億円

    キムは今シーズン、打率.372、2本塁打、12打点をマークするも、25日から行われたコロラド・ロッキーズ3連戦では、3試合すべてスタメン落ちした。

    初戦、第3戦は出場機会がなく、第2戦は9回にセンターの守備についたが、打席に立つ機会はなかった。

    打撃で結果を残しながらも、出場機会に恵まれないキム。「ドジャースウェイ」は、「ドジャースのスランプに陥っている選手が、キム・ヘソンの出場機会の減少の原因となっている」とのタイトルで記事を展開した。

    同メディアが「スランプに陥っている選手」としたのが、マイケル・コンフォート外野手(32)だ。

    コンフォートは昨オフ、サンフランシスコ・ジャイアンツからドジャースに移籍。米メディアによると、年俸1700万ドル(約24億4500万円)の単年契約だという。一方のキムの契約は、3年総額1250万ドル(約20億円)だ。

    大型契約を結んだコンフォートへの期待は大きく、ここまで打率.176と打撃不振のコンフォートをロバーツ監督は我慢強く起用してきた。

    記事では、ロバーツ監督の起用法について「ドジャースはコンフォートを『リセット』させるために6月19日と20日の2試合でベンチに下げたが、それ以来彼はラインナップに復帰しており、ほとんどのケースで、出場時間を懇願しているキム・ヘソンの不利益になっている」と批判的に論じた。

「キムが何度も見過ごされていることはまったく意味がわからない」

    さらに、「ドジャースは、コンフォートのレフトのポジションも簡単に奪うことができるキムを起用しない口実を作っているようにも見える」とし、こう続けた。

    「理由のひとつは、彼が左投手に対して十分な打撃をしていないということだ。しかし、ドジャースが実際に彼に与えた、左投手に対する貴重な数回のチャンスで、彼は打率.750、OPS 2.500 を記録しており、それはまったく意味のない理由だった。彼はメジャーに昇格して以来、左投手が先発する試合では、すべてのスタメンから除外されている。同じく左打者のコンフォートは、左投手を相手に 42 打席で打率 .214、OPS .639 を記録している」

    これまでキムは、相手の先発投手が右投手だった場合にスタメンで起用されてきたが、ここ最近は、先発が右投手でもベンチスタートのケースが増えている。

    同メディアは、「ドジャースは今シーズン、コンフォートにより多くの報酬を支払っており、彼はベテラン選手でもある。しかし、ロバーツ監督が主張するように、ドジャースが本当に『実力主義』を貫いているのであれば、キムが何度も見過ごされていることはまったく意味がわからない」と指摘した。

    チームはこの日、敵地クアーズ・フィールドでコロラド・ロッキーズと第3戦を行い、3-1で勝利。キム、コンフォートともに出場機会はなかった。

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