田中将大「200勝目前」も2軍でメッタ打ちの惨状 ヤンキース時代と比べて悪化した「投手の生命線」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

球速の回復、変化球の取得......復活へのカギ

   今年36歳となった田中だが、野球評論家の間では、まだ活躍できるという声も多い。

   巨人やメジャーで活躍した解説者・高橋尚成氏は、自身のYouTubeチャンネル「髙橋尚成のHISAちゃん」で、かつて菅野智之投手を復活させた実績を持つ久保康生巡回投手コーチとのフォーム改善が復活への近道だと語っている。

「自分のポイントで腕を振れていれば150キロを投げる力はあるし、コントロールもピカイチ。間違いなく復活できると思います」(同)

   また、メジャーから日本に復帰した経験を持つ五十嵐亮太氏も高橋氏のチャンネルで、日本の打者の方がバットに当てる技術が高いと指摘。

   田中の復活には「ある程度、大きく速く曲がる変化球を操ることが大事」と語り、自身も二軍で変化球を試行錯誤したことを明かしている。

   先の炎上も、復活に向けた試行錯誤の一環なのかもしれない。実際、この日はストレートが149㎞/hを記録するなど改善傾向を示したが、変化球を打たれる場面が多く、田中本人も「この結果を受け止めて、また前に進んでいかないといけない」と淡々と語ったという。

   故・野村克也監督は、かつて田中を「マー君、神の子、不思議な子」と評した。「神の子」の復活が待たれる。

1 2 3
姉妹サイト