「第2戦は本当にいい投手戦を繰り広げた」
第2戦は、両チームの投手陣が好投し、0-0のまま8回に突入した。
8回裏に、巨人2番手・中川皓太投手(31)が、2死から2者連続で四球を与え、1、2塁のピンチに。巨人ベンチは田中瑛斗投手(25)をマウンドに送り、流れを断ち切ろうとするも、大山悠輔内野手(30)のショートゴロがイレギュラーし、2塁走者が一気にホームに向かった。
判定はアウトだったが、阪神ベンチがリクエストを要求。リプレー検証の結果、判定が覆り、阪神に貴重な1点が入った。結局、これが決勝点となり、巨人が0-1で惜敗した。
高木氏は「本当にいい投手戦を繰り広げた」と振り返り、「8回、中川が2アウトから2つのフォアボールを出す。阿部(慎之助)監督がたまらず田中に代えるが、大山に初球を打たれて、それがイレギュラーして『神走塁』ということが起こった」と淡々と語った。
そして、第3戦に関しては、巨人の先発・横川凱投手(24)の2つのミスに言及した。
高木氏が指摘したのは、4回と5回の守備だ。
4回1死走者なしから、森下翔太外野手(24)のボテボテの投手ゴロを横川が処理し、1塁へ悪送球。森下は2塁に進塁し、大山のタイムリーでホームに生還した。
5回には、横川のフィルダースチョイスによりピンチを広げ、2点目を献上し同点とされた。試合は、阪神が2-2の同点で迎えた9回裏に、無死満塁のチャンスから犠牲フライで1点を入れ、サヨナラ勝ちした。