観光客が激減、気象庁は「デマです」と断言するまでに
この都市伝説は想像以上の影響を与えている。
たとえば、放送作家の鈴木おさむ氏が、自身のSNSで「不安だから」という理由で、7月5日に息子とともに東京を離れると宣言した。
この行動には「家族を守るものだ」と一定の理解が示される一方で、「不安をあおる行為だ」と批判の声も上がった。
さらに、中国大使館が「日本への旅行や留学については慎重に計画し、不動産の購入は慎重に選択することをお勧めする」と呼びかけていたことが広まると、日本への海外観光客が激減するなど、大きな影響が出ている。
メディアもこの発言を報じ、破局説は単なるデマの域を超えて社会的影響を持ち始めた。
こうした事態を受け、気象庁は繰り返し「7月5日大地震説」を否定している。
7月3日の会見でも、「まず『トカラの法則』というものは科学的ではありません」と発表。また、予知についても現代の科学技術では不可能であることを指摘し、「デマです」と断言した。