拡散続くが「担当部局が法律に基づいて対応」
SNSに絡んで会見で指摘された問題が、元西播磨県民局長の私的情報の流出だ。本人の公用パソコンに保存されていた情報を、第三者から提供されたNHK党・立花孝志党首がSNSに投稿。兵庫県は5月27日、情報流通プラットフォーム対処法に基づいてSNSの運営会社2社に、投稿の削除を要請した。
会見で知事に質問した記者のひとりは、削除要請後も立花氏が過去の投稿を削除しておらず、新たな投稿もしており、拡散が続いていると指摘。これについて斎藤知事は、「担当部局が法律に基づいて対応している」と説明した。
一方で「知事として私的情報を再拡散しないよう、呼びかけないのか」を何度か問われたが、
「適切なSNSの利用は大切なこと。県としてはさまざまな形で対応している。引き続き呼びかけていきたい」
といった趣旨の回答にとどまった。