天皇を元首、国が主権...参政党が掲げる「新憲法」 ひろゆき「中国もびっくり」、憲法学者は「怪文書」と

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「国民主権を守るためには、国家にちゃんと主権がないと」

   このほか、構想案では天皇を「元首」としており、国民ではなく「国」が「主権を有し」と記述。さらには「国民の要件」として「日本を大切にする心を有することを基準として、法律で定める」と定義。国防では「自衛軍」の保持を明記し、報道機関には「義務」を負わせるなど、現行の日本国憲法とは乖離した思想が色濃く出ていた。

   これに対してSNSでは「国民から主権を奪うと言ってる」「国民の基本的人権の項目がない」などと拒否反応が上がっている。

   6月26日に放送されたTBSラジオの番組「荻上チキ・Session」に出演した東京都立大の木村草太教授(憲法学)は、参政党の憲法案について「どちらかと言うと怪文書のようなものでして、あれを憲法とか憲法改正案だと思っている人はあまりいないと思いますね」と苦笑。司会の荻上チキさんも「今の(国の)形を大きく壊すのは分かるんだけれど、真面目なのかどうか分からない」と困惑したような反応を示した。木村教授は「右だの左だの改憲だの護憲だの以前の文章」と、ばっさり切り捨てた。

   参院選が公示された7月3日、参政党の神谷代表は報道陣に対して「国家主権と書いたから国民主権じゃないんだ、というのは間違った解釈」「国民主権を守るためには、国家にちゃんと主権がないと」などと主張した。

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