自民復党の鈴木宗男氏(77)「最後のお願い」 宗谷岬から波照間島まで日本縦断、15日間の移動距離は1万8234キロ

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   投開票日が2025年7月20日に迫った参院選は終盤戦。7月17日夜には、比例区から立候補した自民党の鈴木宗男氏(77)が、代名詞の「箱乗り」で東京・銀座の数寄屋橋交差点に姿を見せた。演説では「自民党にチャンスを」などと支持を訴えた。

   鈴木氏は19年の参院選で、日本維新の会公認で比例区から出馬し当選。9年ぶりに国政復帰を果たしたが、党に無断でロシアを訪問したことが問題になり、23年に離党した。国会法では比例選出の国会議員による政党間移動を禁止しており、25年6月に議員辞職を経て23年ぶりに自民に復党していた。

  • 選挙カーに「箱乗り」する鈴木宗男氏
    選挙カーに「箱乗り」する鈴木宗男氏
  • 演説する鈴木宗男氏。「これが、最後の最後の、最後の選挙であります」などと話した
    演説する鈴木宗男氏。「これが、最後の最後の、最後の選挙であります」などと話した
  • 支持者らが演説に耳を傾けた
    支持者らが演説に耳を傾けた
  • 選挙カーに「箱乗り」する鈴木宗男氏
  • 演説する鈴木宗男氏。「これが、最後の最後の、最後の選挙であります」などと話した
  • 支持者らが演説に耳を傾けた

責任を「誰も取らないところに問題がある」

   今回の選挙戦で移動距離の長さが際立つのが鈴木氏だ。本土最東端の納沙布岬、最北端の宗谷岬、最西端の与那国島、最南端の波照間島などでも演説。鈴木氏のブログによると、公示から15日間の移動距離は1万8234キロに及ぶ。単純に割ると1日1216キロだ。

   数寄屋橋交差点では、日本維新の会で衆院議員を務めた岬麻紀氏の応援演説に続いて、鈴木氏が3分30秒ほど演説した。個別具体的な政策には触れず、戦後80年間のほとんどを自民党が政権を担ってきたことについて

「政策は間違っていなかったと思う」

   と評価。その一方で、今の自民党に

「ただ、今、政治家が矜持がない。間違ったら、あるいは過ちを起こしたら、それなりの責任は取るべきだ。誰も取らないところに問題があると思っている」

   などと注文し、次のように声を張り上げた。

「どうか皆さん今一度、自民党にチャンスを与えてください!鈴木宗男が自民党に活を入れ、自民党を立て直らせます、立て直させます」
姉妹サイト