「荷物がない!?」 到着直前の「もうひとつの事件」
ようやく東京駅が近づき、下車の準備をしようと特大荷物スペースへと向かった。ところが――。
「スーツケースもリュックも、置いたはずの場所に見当たらなかったんです。頭が真っ白になりました」
慌てて周囲を見渡しデッキに出て、ようやくスーツケースを発見。その後、7列ほど前の座席上にリュックがあったという。幸い中身は無事だったが、誰が動かしたのかはわからなかった。
「特大荷物スペースは、今は予約制です(※編注)。それを知らずに移動させたのかもしれません。でも、せめて一言伝えてくれていれば......と思ってしまいます」
荷物がないと気づいてから見つかるまで、体感で3分ほど。だが、子連れの移動を考えれば、その3分は決して短くはない。