首のすげ替えは「自民党の変わらない古さ」
レギュラーコメンテーターの玉川徹氏(ジャーナリスト)もうなずき、こう話し始める。
「誰が自民党の信頼を地に落としたんだと国民は思っているから、世論調査にも表れているんじゃないですかね。世論調査で(石破辞任と続投)はだいたい半々ぐらい。さらにいえば、朝日新聞の調査だと、自民党支持層では7割が辞めない方がいいと言っているわけですよ。こういう状況で、裏金議員とかは猛々しいんですけど、(石破首相を)引きずりおろしたら、どうなりますかね、世論は。自民党に対してさらに厳しくなるんじゃないですか」
これまで自民党は、有権者の強い批判を浴びて選挙で負けると、首(総理・総裁)をすげ替えて、「自民党は生まれ変わりました」といって政権を維持してきた。今回は「そのやり方こそ自民党の変わらない古さ」と言われていることに、自民党議員たちは気づいているだろうか。
(シニアエディター 関口一喜)