河川氾濫投稿は「フェイク」→実は「実際に発生」 福岡市長が陳謝「本当に情けなく、恥ずかしい限り」

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   福岡市の高島宗一郎市長が2025年8月11日、福岡市内で川が氾濫したとするXの投稿が「フェイク」だと注意喚起したが、後に「実際に発生していた事象」だったとして陳謝した。

  • 福岡市の高島宗一郎市長(2016年撮影)
    福岡市の高島宗一郎市長(2016年撮影)
  • 判断が一転した投稿。一度は「虚偽情報動画」だとされたが、後に「実際に発生していた事象」だと判明したという(写真は高島市長のフェイスブックから。すでに削除されている)
    判断が一転した投稿。一度は「虚偽情報動画」だとされたが、後に「実際に発生していた事象」だと判明したという(写真は高島市長のフェイスブックから。すでに削除されている)
  • 拡散された動画の確認に追われる福岡市職員(写真は高島市長のフェイスブックから。すでに削除されている)
    拡散された動画の確認に追われる福岡市職員(写真は高島市長のフェイスブックから。すでに削除されている)
  • 福岡市の高島宗一郎市長(2016年撮影)
  • 判断が一転した投稿。一度は「虚偽情報動画」だとされたが、後に「実際に発生していた事象」だと判明したという(写真は高島市長のフェイスブックから。すでに削除されている)
  • 拡散された動画の確認に追われる福岡市職員(写真は高島市長のフェイスブックから。すでに削除されている)

「忙しい中で現場確認に時間を取られました」

   福岡県内では、9日夜から線状降水帯が発生。福岡市内でも激しい雨が降った。

   こうした中、SNS上では「香椎川氾濫! 気をつけて」とする動画が拡散された。道路が冠水し、中央を走る車のタイヤがほぼ埋まる様子が映っていた。

   高島氏は11日午後、この動画について、フェイスブックで「【やめてください!】」という書き出しで、「昨日夕方の記録的大雨では、大変迷惑な事案がありました。それはSNSの情報動画です」と指摘し、「実際には起きていない氾濫映像」と説明。

   「防災担職員も驚き、忙しい中で現場確認に時間を取られました。モニター上での河川の水位計からは氾濫は確認できませんでしたが、動画が拡散されていたため職員が現地を確認してフェイクだと判明しました」などとしていた。

   元となった投稿に東京のテレビ局から取材の問い合わせが寄せられていたことにも触れ、「人命を守るための最も重要な時間帯に、現場の行政職員がこのような虚偽情報への対応に追われることは、災害対応の大きな妨げになります」と厳しく非難。投稿者のアカウントは削除された、とも説明した。

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