大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する、韓国出身キム・ヘソン内野手(26)の大リーグ復帰へのカウントダウンが始まった。左肩負傷で打撃不振、三振急増複数の韓国メディアが、2025年8月21日までにキムの特集記事を組み、大リーグの早期復帰に大きな期待を寄せた。ドジャースは7月30日、左肩を負傷したキムの負傷者リスト入りを発表した。米メディアの報道によると、キムは左肩を痛めたままプレーを続け、この影響で打撃不振に陥った。キムは7月下旬から極度の打撃不振に陥り、三振が急増した。23日のミネソタ・ツインズ戦から29日に行われたシンシナティ・レッズ戦まで、6試合に出場し、16打数10三振。24日のツインズ戦では2打数2三振で、翌日25日のボストン・レッドソックスでは、4打数4三振だった。今シーズンのキムの打撃成績は、打率.304、2本塁打、15打点、12盗塁で、出塁率と長打率を合わせたOPSは.744だ。ユーティリティープレイヤーのキムは、セカンド、ショート、センターなどのポジションをこなし、チームに貢献してきた。米メディアによると、キムは現在リハビリ中で、3Aでの調整試合をこなしてから大リーグ復帰を目指すという。「危機的な状況にあるドジャースに新たな活力源が」5月に大リーグに昇格して以来、課題の打撃が好調で、7月下旬まで打率3割をキープ。地元韓国メディアの期待は大きく、「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)は、「キム・ヘソン出撃カウントダウン、早ければ週末にカムバック」などのタイトルで記事を公開した。記事では「危機的な状況にあるロサンゼルス・ドジャースに新たな活力源が間もなく加わる。肩の負傷から復帰を目指す『スーパーユーティリティ』のキム・ヘソンが、ついに実戦カウントダウンに突入した」と報じた。「スターニュース」(ウェブ版)は、「キム・ヘソンはドジャースに本当に必要な選手。リハビリを経て復帰予定」と報じ、「OSEN」(ウェブ版)は「キム・ヘソン、ドジャースのセカンドのレギュラーになる。米国もキム・ヘソンを待ち望んでいる」などと伝えた。「SPOTV」(ウェブ版)は、「ドジャースは急ぐ。キム・ヘソンが8月末に復帰すれば、すぐにレギュラー起用だ」とし、「現在キム・ヘソンの痛みは消えた状態で、攻守のトレーニングもすべて正常にこなしている。3Aで実戦感覚を取り戻せば、大リーグの試合に出場することに障害はない」と分析した。ドジャースは現在、ケガ人が続出しており、チーム状態が悪い。ナ・リーグ西地区で首位を死守しているが、2位サンディエゴ・パドレスには、1ゲーム差に迫られている。キムはチームの救世主となれるのか。早期復帰が期待される。
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