小泉進次郎氏「不出馬もある」自民党総裁選 25年超えた自公連立に疲労、野党にらんだ動きも出てきそう

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立憲民主党の存在感は低下するばかり

   政党支持率は、9月初めのNHK調査で、自民党が27.9%、参政党が6.3%、国民民主党が5.7%、立憲民主党が5.0%、日本維新の会が3.6%、公明党が3.1%、共産党が2.9%などで、「特に支持している政党はない」が34.8%だった。「多党化」の情勢は変わらず、野党第一党が参政党、次が国民民主党、立憲民主党が3位の順番は固定化しつつある。議席で言えば野党第一党ながら、野党をまとめる力もない立憲民主党の存在感は低下するばかりで、立憲の幹部も焦りは隠せない。

   自民党は、1955年に日本民主党と自由党が合同して以来、衆参両院で過半数割れしたのは、1993年(8党派連立政権)、2009年(民主党政権)に続き3度目だ。ただ、過去2回とも、対抗した政権が瓦解して、自民党が政権復帰したのに対し、今回は複数の新興政党を含めた多党化という新たな事態への対応を迫られている。

   32年前に崩壊した「55年体制」以来、自民党は公明党との連立を軸に政権を維持してきたが、公明党も支持勢力の創価学会に高齢化が目立ち、先が見えない。

   人間でいえば古希(70歳)を迎えた自民党にも、25年を超えた自公連立にも疲労が目立つ中、多党化時代での新たな態勢づくりが急がれる。

(ジャーナリスト 菅沼栄一郎)

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