酷暑の夏をなんとか乗り切って、秋風が心地いいはずなのに、なんだか身体がだるい、鈍い頭痛が続く、寝つきが悪い......なんてことはないだろうか。それって、「秋バテ」かもしれない。
暑熱順化の逆で、朝夕の気温が急に下がり、日照時間も短くなっているのに、その涼しさに心身が追いつけず、自律神経のバランスが乱れてしまうとおこる、といわれている。
ぬるめのお風呂にゆっくりつかる
大正製薬が全国の20代以上の男女1000人に聞いた調査が参考になる。同社のホームページで紹介している。これによると6割の人が「疲れが抜けない、だるさや身体の重さが続く」「やる気が出ない」「肩こりや頭痛がひどくなる」「集中力が続かない、ボーッとする」「寝つきが悪い、眠りが浅い」と訴えていた。
対策は秋モードに心身を調整すること。シャワーだけで済ませていた入浴を、38~40度のぬるめのお風呂にゆっくりつかるようにする。入浴後1~2時間後に就寝し、朝起きたらすぐカーテンを開けて、脳と体を目覚めさせる。これで乱れていた体内時計も正常化され「秋順化」が進むようになりやすいという。