「『連立の時代』の終焉」目指した高市早苗氏、30年後に連立協議奔走の皮肉

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「結局は選挙公約が反故にされ、選挙時の国民の願いが正しく反映されない」

   複数政党の意見調整に時間がかかることから、所信表明演説では結論を避けた曖昧な表現が目立ったとし、こうした点を「一番の問題点」と指摘。

 

   「有権者は候補者や政党の政策に一票を投じ、その実現を夢見ているのに、政権を維持するためだけに各党の政策を抑制してしまっては、民主主義というものは崩壊する」と断じた。

 

   「考え方の違う政党が無理な連立を組むことによって結局は選挙公約が反故にされ、選挙時の国民の願いが正しく反映されないという結果になるのだ」とし、民意が反映されにくくなる危険性を訴えている。

 

   さらに高市氏は「連立状態により予算に民意が反映されにくい」とも主張。連立政権は「これまで別々の道を歩んでいた各党の寄せ集め」だとし、「結局は大蔵省主導型の予算が、そのまま国会を通過してしまったと言っても過言ではない」と嘆いている。

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