10月1日に「カスタマーハラスメントに対する基本方針」も策定
また、鳥羽水族館は10月1日に「カスタマーハラスメントに対する基本方針」を策定している。公式サイトによると、カスハラについて次のように定義している。
「お客様、取引先、その他利害関係者からのクレームや言動のうち、要求の妥当性に照らして、その手段や態様が社会通念上相当な範囲を超え、スタッフの就業環境を害する行為を指します」
具体的には、「暴力・精神的な攻撃」として暴行や脅迫、「性的な言動」としてわいせつな言動、盗撮、「プライバシー侵害」としてつきまとい、ストーカー行為などを挙げている。
カスハラと判断される行為があった場合、鳥羽水族館は「組織として厳正に対処」する方針という。「原則として以降の対応はお断りし、必要に応じて警察や弁護士に相談するなど、法的措置を含めた適切な対応を講じます」としている。
鳥羽水族館は、個別の取材は一律で受けていないとしており、今回の対策の効果などについても明らかにしていない。