情報提供した目撃者と同じ場所から現場を見てみると...
その後、目撃情報と同じ状況を作るため、1人が河川敷に堤防に立ち、もう1人が「クマらしき動物」が見えたという現場に立ってみたという。その距離は600~700メートルほどあったといい、堤防から見た現場に立った職員は「小指の第一関節くらい小さく見えた」とした。
さらに、現場は畑だったが、雑草を抜いた後など農作業した形跡があった。そこで調査にあたった職員たちは、「ひょっとしたら、ここに立って(農家が)農作業されていたのをクマと間違えたのかな」と思い至ったという。
しばらくして近くの農小屋からその畑の所有者が出てきたため話を聞いたところ、「午前中に農作業をしていた」と話した。さらに、その時の服装について「上下黒の服を着ていた」という。
また、これまでも現場周辺ではクマやイノシシが出没したことはなく、取材に応じた担当者は「農作業で立ったりしゃがんだりしていたのをクマと見間違えたということで間違いないだろうという結論になりました」と説明した。
担当者は市民に向けて、もしもクマのような動物を見かけたら、「まずは安全第一なので、近づかないでいただきたいです。そのような情報があったら、区役所や警察に通報いただければ対応いたします」と呼びかけた。
【解決】熊らしき動物の目撃情報【伏見区】
— 京都府警察犯罪抑止対策室 (@KPP_hanyoku) November 10, 2025
本日午後2時27分に配信しました「熊らしき動物の目撃情報【伏見区】」について調査した結果、目撃対象は熊ではなく人であったことが判明しました。