韓国メディア「OSEN」(ウェブ版)が2025年11月17日、大リーグのロサンゼルス・ドジャースに所属する韓国出身キム・ヘソン内野手(26)の特集記事を組み、来季のチーム構想から外れる可能性に言及した。「ドノバンは打撃面でも先発級のパフォーマンスを発揮」同メディアは、米ドジャース専門メディア「ドジャース・ウェイ」(ウェブ版)が報じた記事に反応した。「ドジャース・ウェイ」は16日(日本時間)、ドジャースが今オフ、セントルイス・カージナルスのブレンダン・ドノバン内野手(28)をトレードで獲得する可能性が浮上していることを伝えた。ドノバンは内野、外野のポジションをこなすユーティリティプレイヤーで、今シーズンは118試合に出場し、打率.287、10本塁打、50打点を記録。出塁率と長打率を合わせたOPSは.775だった。「ドジャース・ウェイ」は、キムとドノバンの大リーグでの実績について「比較にならない」とし、「ドノバンは内野の複数ポジションをこなせるだけでなく、外野守備も可能で、打撃面でもスタメン級のパフォーマンスを発揮している。端的に言えば、ドジャースがキムに期待していた姿の完成形と言える」と分析した。そして、「ドノバンとのトレードが実現すれば、キムはチームの構想から外れる可能性が高い」と指摘した。このような報道を受け、「OSEN」は「まさか優勝リングをもらってトレードされるのか キム・ヘソンが危険だ」などのタイトルで記事を展開した。「オフシーズンのトレード説に巻き込まれた」記事では、「キム・ヘソンは、アメリカ進出初年度にワールドシリーズ優勝トロフィーを掲げ、優勝リングを手にした。しかし、オフシーズンのトレード説に巻き込まれた」とし、こう続けた。「ドノバンには、ドジャースだけでなくロイヤルズ、ガーディアンズ、アストロズなども関心を示している。ドノバンの来季年俸は540万ドルと予想されている。ドノバンは、22年に大リーグデビューし、打率.281、5本塁打、45打点、OPS.773を記録。ナ・リーグ新人投票で3位に選ばれ、ユーティリティ・ゴールドグラブ賞を受賞した。果たしてドジャースが今オフ、ユーティリティ要員をどれだけ補強するか。キム・ヘソンの立場にどのような影響を与えるか注目される」米国1年目の今シーズン、キムはマイナーで開幕を迎え、5月に大リーグに昇格した。71試合に出場し、打率.280、3本塁打、17打点、13盗塁を記録。ユーティリティプレイヤーとして、セカンド、ショート、センターのポジションをこなし、チームに貢献した。ポストシーズンでは、全シリーズでロースター(出場登録選手枠)入りを果たし、ワールドシリーズ(WS)にも出場した。WS第7戦では、延長11回からセカンドの守備に入り、WS2連覇達成の瞬間をグラウンドで迎えた。今シーズンの全日程を終えたキムは、6日に韓国に帰国した。
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