「台湾有事の前哨戦はすでに始まっている」 高市首相発言は中国にとって「チャンス」だった

サイバー攻撃が3割増えているとの情報

   他国のサイバー関係者と話したところ、「高市さんの発言を境に(中国からの)日本に対するサイバー攻撃が3割増えている」ことが分かったという。タレントで作家の遙洋子さんは「(劉勁松アジア局長のポケットに入れて応対した)動画公開のような印象操作とインターネット空間への攻撃ってもう包囲網の圧力がかかってますね」と話す。

   遙さんは「高市総理は何も断定的な文章は言っていないのにこれだけひどいことをされるということは、『台湾という一言も口にするな』というメッセージにしか私には感じない」と興奮気味にまくしたてた。

   峯村さんは「おっしゃるとおりです。これは高市さんの発言うんぬんではなくて、この発言をチャンスとみて準備していたものを発動している。台湾有事に向けた前哨戦は始まっている」と話した。「中国の三戦(軍事力、心理戦、法律戦)と呼ばれるやり方」だという。遙さんはそれを聞いて大きなため息をついた。

   三戦どころか、中国側はありとあらゆる手で攻めて来ている。

(ジャーナリスト 佐藤太郎)

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