ラサール石井氏「あきらかに差別発言」
SNS上では、志らく氏の「日本人じゃないの?」という発言を中心に、一連の内容が賛否を呼んでいる。
「これは『非国民』ワードと同じ」「偏向が過ぎる」「政権批判をする人は非国民と言うレッテルを貼るんですね」などと批判する声が上がる一方、「ド正論」「高市さんを責めるのは筋違い」「中国はパンダに政治を絡めてる」などと支持する声も上がった。
こうした中、小沢氏は25日、「総理を批判する人々を非国民扱いするコメンテーターまで現れ、それをテレビ局が堂々と放映するようになった。ついにここまで来た」とX上で批判した。
続けて、「コメンテーターの問題というより、それを疑問に思わないメディアの問題がより深刻」とした上で、「同じことを繰り返せば国民が苦しむことになる。皆がいい加減に目を覚ますべき」と訴えた。
また蓮舫氏も同日、志らく氏の発言にXで言及。「存立危機事態」に関する高市氏の発言の問題点を指摘し、「その審議の是非ではなく、『日本人じゃないのか』といった感情的な言葉で議論を断ち切る空気づくりは、健全な民主主義にとって望ましいのでしょうか」と疑問視した。
そして最後に、「見える形で議論し、国民に開かれた安全保障へ。 怒りではなく、希望で変えていきたいと思います」と締めくくっている。
社民党・ラサール石井参院議員も24日にXで、「『本当に日本人か』はあきらかに差別発言であり、政府を批判するのは反日だと言うネトウヨレベルの妄言。戦時中の『非国民』と同じ。テレビのコメントで言うことではない」と猛批判。
続けて、「庶民のエネルギー、権威への反骨精神を、大らかに表現する落語の精神とも真逆。令和の国策落語でもやるつもりか」と指摘している。