「今の環境は恵まれている」それでも消えない不安 「短期集中」転職活動でつかんだ想定外のキャリア【専門家が解説】

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「3か月」のつもりが「1か月」で完走 スピードが成功を呼ぶ理由

   転職活動において、意外と見落とされがちなのが「期間とスピード感」の設定です。Aさんは当初、「3か月くらいかけてゆったりやろうかな」と考えていました。レジュメ(職務経歴書)の作成も2週間ほどかければ良いだろう、と。

   しかし、担当のキャリアアドバイザーから「まずは3日間で完成させましょう」という提案を受け、Aさんは集中的に取り組みました。すると、完成した翌日からすぐに多数の求人紹介が始まり、面接設定が進んでいったのです。

「最初はそのスピードにびっくりしましたが、終わってみれば転職活動は約1か月で終了。気づいたら内定までいった感覚でした」

   Aさんが振り返るこの「スピード感」は、実は転職活動を成功させるための重要なカギの1つです。私たちもよくアドバイスしていますが、転職活動を長期間ダラダラと続けてしまうと、どうしても中だるみが生じます。市場の求人は流動的で、良い求人ほどすぐに埋まってしまうのが現実です。「ゆっくりでいいや」と思っている間に、チャンスを逃してしまうことも少なくありません。

   Aさん自身、「逆にゆっくりなペースで続けていたら、(途中で疲れて)止めていたかも」と語っています。短期集中で一気にエネルギーを注ぐことで、モチベーションを高く保ったまま走り抜けることができる。これは、忙しいビジネスパーソンが転職を成功させるための鉄則ともいえるでしょう。

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