3つの対処法の選び方もよく考えて
これから紹介する3つのどれかを選ぶべきだと思います。
1つめは、相手のマウントをあえて受ける。そんなことするだけで嬉しいならどうぞ...と合わせた姿勢で接する。割り切ることでモチベーションが下がらないなら、それも1つの手段です。
2つめは、態度を変えない、自分のプライドをかけて、接し方はフラットにしておく。そして3つめが、思いっきり下手に出る。「凄いですね、尊敬します」「大先輩、了解しました」と相手を持ち上げ自分のモチベーションを下げないように接していくのです。
どれがいいのかは、相手との関係や周囲からの見え方、自分としてのプライドも勘案して決めてください。もはや絶滅種になっていただきたいと願いますが、遭遇する確率はいまだに相当あります。遭遇したら、参考にしてください。
【筆者プロフィール】
高城 幸司(たかぎ・こうじ)/株式会社セレブレイン代表取締役社長。1964年生まれ。リクルートに入社し、通信・ネット関連の営業で6年間トップセールス賞を受賞。その後、日本初の独立起業専門誌「アントレ」を創刊、編集長を務める。2005年に「マネジメント強化を支援する企業」セレブレインの代表取締役社長に就任。近著に『ダメ部下を再生させる上司の技術』(マガジンハウス)、『稼げる人、稼げない人』(PHP新書)。