プロ野球、2025年のオフシーズン。今オフのFA市場で去就が不透明な選手が楽天の辰己涼介だ。国内FA権を行使したが、獲得に乗り出す球団が報じられないまま月日が流れている。
巨人移籍の松本剛よりも...打撃、走塁で存在感
センターの守備力は球界トップクラスだ。俊足を生かして後方に飛んだ打球を好捕するため、打者からするとヒットゾーンが狭く感じる。
今年は5年連続5度目のゴールデングラブ賞を受賞した。打撃は今季114試合出場で打率.240、7本塁打、32打点と不本意な結果だったが、昨年は打率.294で最多安打のタイトルを獲得している。
同じセンターを本職とする松本剛は今オフに日本ハムからFA権を行使し、巨人に移籍が決まった。今季は66試合出場で打.188、0本塁打、7打点、1盗塁。辰己は打撃不振だったが2年連続20盗塁をマークしていることを考えると、この評価の違いはなにか。