「これからも被害を訴える当事者を尊重し対応していく姿勢は変わりません」
今後の対応については、連盟が22年5月22日に発行した「女性議員を増やす・支える・拡げる―議会におけるいじめ・ハラスメント調査報告書―」に掲載された新井氏に関する記事全文を削除すると発表。
新井氏が連盟主催のシンポジウムおよびセミナーに報告者として登壇し、議会での経験を話していたことについては、「新井さんのことを社会に広めた結果となり、大変責任を感じています。今後はより丁寧な運営を心掛けてまいります」とした。
一方で、20年12月11日に提出した抗議文「新井祥子議員に対する草津町議会の除名処分と議長主導の住民投票に抗議します」については、「議会の非民主的な運営等に対するもの」だったと釈明した。
抗議文では、「群馬県草津町議会は『女性ひとり議会』です。新井祥子議員が町長による性被害を告発したことへの草津町議会の対応は、『性被害を告発したこと自体を否定する』人権侵害だと私たちは考えます」と訴えていた。
今後について、「当連盟は、これからも被害を訴える当事者を尊重し対応していく姿勢は変わりません」とした上で、「同じ思いの女性同士のつながりによるエンパワメントを願っています」と説明。そして、次のように締めくくった。
「男女が半数ずつ存在する社会を議会に反映させること、フェミニズムに根ざした姿勢を持つ女性議員を議会に増やしていくことを基本に、これからも精進してまいります」