「見解を求める行為は控えて」「より率直なご回答を」 斎藤元彦知事の会見での姿勢に記者団から「苦言」

「議会にはいろんな受け止め方が」

   会見では、告発文書問題の情報漏えいを巡り、斎藤知事がその管理責任を取るため、自身の給与を減額する改正条例案が県議会で3度目の継続審議となる見通しに関する質問があった(12月12日、県議会で条例案の継続審議が決定)。

   斎藤知事は2025年6月に自身の給与を現行の30%から50%に減額する改正条例案を県議会に提出。県議会は「事実関係が明らかでない中、判断できない」などとして継続審議とし、9月にも同様の判断となっていた。

   12月の県議会には、これまでの条例案に記されてこなかった「情報が適切に管理されなかったことに対する責任」を県側が明記し、可決の公算が高まっていたが、斎藤知事は記者会見などで「内容は変わらない」「技術的な修正を行った」などと説明をしたことで県議会の反発が強まっていた。

   記者から知事の発言がきっかけで反発を招いたことを問われると、斎藤知事は「議会側にもいろんな受け止め方があると思う。最終的に議会側が今回の議案についてどのように判断されるかということだと思う」となかば他人事のように回答した。

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