「見解を求める行為は控えて」「より率直なご回答を」 斎藤元彦知事の会見での姿勢に記者団から「苦言」

「適切、適法」の言葉を少し変えただけ

   また、公益通報者保護法に対する知事の認識を巡って、記者が「個別具体的な事案についてはおうかがいせずに、文書問題についても一切触れません。公益通報者保護法の改正前の解釈についてのみお尋ねしますので、県としては適切、適法に対応しているというお答えは成り立ち得ないので、その言葉を発言されないように、強く要望する」と前置きした上で、「県では法の指針を遵守されているのでしょうか」と尋ねた。

   斎藤知事は「公益通報者保護法に関する対応については、法の趣旨等を踏まえ、適切に認識、理解し、対応しております」と「適切、適法」の言葉を少し変えた上で回答した。この後も記者から関連質問があったものの、同様の発言を繰り返した。

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