人気商品「ご飯がススムキムチ」の容器内に小さなゴキブリとみられる虫がいたとして、動画や写真がX上で投稿され、波紋が広がっている。
これに対し、販売元のピックルスコーポレーション(埼玉県所沢市)は、「虫は容器の外側にいた」と公式Xで説明し、さらに事実関係の調査を続けている。
スーパーからは、「元々虫は外にいた」と断言されて困惑
「あ~、もう生きてる~」。若い女性が、小さな虫がいる場所を指で叩くと、虫は少し動いた。これを見て、女性は、「う~」と悲鳴を上げる。
別の動画では、虫が動き回る様子も見られた。商品は、「ご飯がススムキムチ」のファミリーパック(320グラム)だった。
これらの動画は、大阪在住というこの女性が2025年12月7日、X上で投稿した。写真2枚も同時にアップしている。
女性は、好きなキムチに虫が混入してトラウマになったという。投稿は、注目を集めて、まとめサイトも取り上げる騒ぎになった。
女性は、リプライの質問にも応じ、虫を見つけてからの経緯を説明した。J-CASTニュースの取材にも応じて、15日にさらに詳しい状況を明かした。
それによると、7日夜は、スーパーで商品の会計を済ませた後、袋詰めにしようとして、虫に目が留まった。虫は、2、3分観察して、容器とフタのすき間にいたのを確認した。スマホで撮影した後、店側に虫が容器の中にいるのを確認してもらった。
3人の店員が、現物を見て「うわっ」「ほんまや」と声を上げたという。虫は、外に出てしまったため、店側が袋で捕獲したといい、商品については、違うメーカーのキムチと交換してもらった。
女性は、8日にスーパーに問い合わせたが、「元々虫は外にいた」と断言されて困惑したという。メーカーにも問い合わせ、その結果、メーカーの担当者と店長が会いに来た。スーパー側は、容器を破棄して、袋に入れた虫だけメーカー側に渡した状態だったという。メーカー側は、すき間に虫が入ることはありえないと説明した。女性は、容器に穴加工されているところから虫が出入りしたのではないかとの見方を示したが、いったん結論は保留になった。
メーカー側は、写真などの解析が終われば再度連絡すると話したといい、女性は、その結果を待っている。