西廣陽子弁護士への批判を繰り返す
また映画に登場する捜査官Aについては、オリジナル版から一貫して特定できる映像を使用せず、音声も加工していると、伊藤さんは自身のサイトなどで説明している。日本公開版では、さらに音声を加工した。
その上で会見では、この映像に関する西廣弁護士の主張に対し、「(西廣弁護士が)昨年10月に記者会見をした時に『この映像を加工していない』というような発言をしていたが、これは違います」と反論した。
その後、日本で上映が遅れた理由を尋ねられた伊藤さんは、「私たちが日本で上映することを拒んでいたわけではありません。ただ、その道のりは大変なものでした」と語った。この回答の中でも、西廣弁護士らを批判した。
「その弁護士は事実ではないことを話し、それが広まってしまった。それがずっと続いてきた。今年に入ってからも、弁護団に修正版を見せようと働きかけてきた。とくに今年に入ってから4回アプローチしたが、毎回断ってきた。だが3月に、弁護団が『その前に見せてくれなかった』という風に言っていた。それは嘘なんです。事実ではありません」