弁護側は「重くても刑期は20年まで」と主張
大越健介メインキャスターはこの事件と裁判を取材してきた山崎成葉ディレクターに、「山上被告自身はこれをどう見ていると感じましたか」と聞く。
山崎ディレクターは「今回、山上被告は遺族への謝罪はしましたが、一方で(情状酌量を求める)いわゆる反省の言葉というものは口にしませんでした。きょうも最後に発言する機会がありましたが、そこでも『ありません』というふうにひと言述べて、裁判の中では反省の言葉というものは、最後まで述べられないまま結審したことになります」と報告した。
弁護側は「宗教が関わった虐待の被害者というべきで、懲役刑の刑期は最も重くとも20年までにとどめるべきだ」と主張した。裁判員が母親の旧統一教会への多額寄付で家庭が崩壊したことを考慮して、有期刑とする可能性も高い。大越キャスターは「判決は来年1月21日に言い渡されます」と伝えた。
(シニアエディター 関口一喜)