高速バス「全焼」でもケガ人なし&荷物無事 対応にX称賛、年2訓練の北都交通「臨機応変な判断が活きた」

「日ごろやっている訓練が活かされた」乗務員の臨機応変な判断も

   実際、どのように備えていたのか。同事業部は、他社との比較は分からないとしつつ、年2回ほど緊急時を想定して消火器や発煙筒を用いた訓練を実施していると説明し、

「今回については、本当に日ごろやっている訓練が活かされた形になっているとみております。消火活動といっても、駆け付けて一番最初の段階で消火器をかける、適切に発煙筒を配置する、エンジンルームの......火が激しかった辺りのふたを開けて消火活動をすると、さらに火が大きくなるのではないかと機転を利かせて、ふたは開けずにそのまま消火活動をしたとか、そのあたりは問題なかったのかなと思っております」

と話した。加えて、「非常事態なので、全て完璧にマニュアルで網羅できているわけではない、乗務員の判断が適切だった」「臨機応変な判断が活きた」としている。

   一方、荷物を取り出したことは「賛否両論あると思う」とも。乗務員の判断としては、煙は出ていたが消火活動で弱まったので、荷物を取り出したと説明した。バスが燃え盛っている時の映像も拡散されているが、「その中で荷物を取り出したというわけではない」と理解を求めている。

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