巨大すぎるロンドンの新中国大使館、英政府は苦慮 国内世論と対中関係の板挟みに...NHK記者が報告

中国は「受け入れ国の国際的な義務」を迫る

   これに対して、中国大使館は「申請は必要な手続きと手順に沿っている。建設を支援し、円滑に進めることは、受け入れ国の国際的な義務だ」と、イギリスに対しても強引で、1月末に中国を訪問する予定のスターマー首相の足元を見透かしているようなのだ。

   東京のスタジオから、辻浩平キャスターが「イギリス政府は承認する可能性は強いのでしょうか」と聞く。大石記者は「はい、承認は来年1月20日までに行われる見込みです」「中国との関係改善をすすめつつ、国内で高まる懸念をどう解消していくか、スターマー首相は難しい局面に立たされています」と解説した。オレさま気取りの中国に、英国も悩まされている。

(シニアエディター 関口一喜)

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