高市氏の「支持率下げてやる」と報道陣の声が漏れる
このような傾向に加え、高市政権はメディアの取材対応よりもSNS発信を重視しているとの見方もある。北海道新聞は22日、石破茂前首相や岸田文雄元首相と比べて「ぶら下がり取材」が大幅に減ったと報じた。
ただ、メディア側にも高市政権やその熱烈支持者につけ込まれる原因を作った失態がある。高市氏が自民党総裁に決まった直後の10月、囲み取材の前にインターネット上の生中継で「支持率下げてやる」「支持率下げるような写真しか出さねえぞ」と雑談する報道陣の声が流れてしまい、激しい批判を浴びた。
今年の新語・流行語大賞には「オールドメディア」がトップ10入りした。SNSでは高市政権の賞賛とメディア批判のショート動画がエンタメとして消費され、メディア側は分が悪い状況になっている。