「正面から答えない」との声にも「個人的見解として」と応戦
記者は、
「記者の個人的見解という言い方は、とても我々に失礼です。それだけはちょっと指摘させていただきます」
と知事の姿勢に苦言を呈した。そして、
「記者個人的な意見とか、先ほどお答えした通りとか、今年の8月から久しぶりに会見に参加しておりますが、本当にこういう失礼な答えが非常に多い会見ということで、3年ぶりに戻ってきて大変驚いています。何でもかんでも『個人の意見』ということにすれば、いくらでも逃げられてしまう。令和8年はこういった正面から答えない形ではなくなることを願って、質問を終わります」
と述べた。
だが、斎藤知事は、
「あの、個人的見解として承っておきます」
と間髪入れず反論すると、記者は「すごいですね。挑発ありがとうございます」と皮肉った。
「幹事社さん、今のは注意した方がいいでしょ」
「こんなん完全に言論弾圧やんけ。黙ってたらあかんよ」
と他の記者から怒りの声が。斎藤知事は「きちっと質問にはお答えさせていただいています」と応戦した。
幹事社の記者は、知事に「質問の趣旨を捉えて真摯にお答えいただきたい」と注意。記者に対しては「発言は当たった時にお願いします」と不規則な発言をしないように促した。