6年ぶりにNHK紅白歌合戦に出場するAKB48が2025年12月29日、リハーサル後に報道陣の取材に応じた。紅白には、20周年記念コンサートに続いて、高橋みなみさん(34=16年卒業)らOGも出演。OGは他に、前田敦子さん(34=12年卒業)、大島優子さん(37=14年卒業)が取材に応じた。久々のアイドル活動に、高橋さんは「明らかな体力の低下」を感じたというが、大島さんは現役メンバーからエネルギーをもらって「すごく元気」になったそうだ。「アイドルじゃないと出ない、自分の『内側からのもの』みたいなもの」紅白では、「フライングゲット」(11年)、「ヘビーローテーション」(10年)、「恋するフォーチュンクッキー」(13年)、「会いたかった」(07年)の4曲をメドレーで披露する。高橋さんは、20周年というタイミングで「後輩たちと接する機会をいただけて改めて魅力を知れたので、自分たちができることを必死にやっていきたい」とする一方で、久々のアイドル活動で思ったのは「明らかな体力の低下」。「ライブ後に体の回復もちょっと遅かったし、ひとつの立ち位置を覚えるにも、なかなかなかなか難しい部分も」とこぼしつつ、「やはりAKB48として見る景色は素晴らしいものがたくさんある」と話した。一方で、大島さんによると、「アイドルじゃないと出ない、自分の『内側からのもの』みたいなものがすごくある」。コンサート期間は現役メンバーからエネルギーをもらって「おうち帰ると、すごく元気に」なったそうだ。コンサートのリハーサルで腰を痛めたが、出演後は「つき物が取れたかのように元気になっちゃって。みんなのおかげ」と明かし、現役メンバーを驚かせていた。総監督・倉野尾さん「全力で、現役の力をしっかり出せるような場に」前田さんは「(パフォーマンスする)3分間に、とってもせわしない感情」を抱いたという。出演する時の「一瞬がどれだけ大事か」を、「現役のときは、いっぱいいっぱいで全然考えられていなかった」が、久々の出演で「本当に改めてありがたみを感じた」と話した。現役メンバーで、グループ総監督の倉野尾成美さん(25)は、「(OGは)オーラ全開で8名の方、皆さんすごいんですけども、飲まれないように全力で、現役の力をしっかり出せるような場にできたら」と意気込んだ。恒例の「今年の漢字」を記者から質問されると、OGは「祝」と回答。高橋さんは20周年の節目について「AKB48って青春だったな、というところで、そこにまた戻って、こうやってお祝いできたことがうれしかった」と話した。現役メンバーは「繋」。小栗有以さん(24)によると、20周年イベントなどで「パフォーマンスで心がつながったり、歴史がつながった1年」だったためだ。(J-CASTニュース編集委員兼副編集長工藤博司)
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