クマ対策はもう限界? 善意だけでは支えきれない現場...事業者が注目する「クマ保険」という選択肢

全国に広がる緊急対応保険 クマ問題が「全国の課題」に

   クマが人の生活圏に侵入した場合、自治体は迅速な判断を求められる。住民の安全を最優先に考えて、やむを得ず、緊急的な捕獲対応が行われることもある。この際に問題となるのが、対応に伴う費用と責任の所在だ。

   25年7月に加入受け付けが始まった東京海上日動火災保険の「緊急銃猟時補償費用保険」は、こうした場面で発生し得る損害を補ってくれる。たとえば、捕獲時の射撃によって、建物や車などに損害が生じた場合だ。このような補償に対して、自治体が負う経済的リスクを軽減する。

   この保険は加入受け付け開始後、自治体からの問い合わせが増えて、同年10月末時点で加入する自治体は200を超えたとされている。緊急対応をためらわず、実施するための環境整備として、保険が現実的な選択肢になりつつある。

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